バブル時代、実業家として順風満帆だった小路康成は、十数年後、忘れかけていた連帯保証の責を負わされ自己破産。その後、一人息子、健太の親権を得て離婚する。 以前から飲み友達で、やがて不倫関係に陥る同い年の樹梨は、康成のその一連の顛末を傍らで見守り、やがて待ち望んでいたプロポーズを受ける。 だが、リーマンショックによって失業した康成は、年齢の壁に阻まれ再就職すらままならない。 そんな康成を支え、励ましながら、次第に距離を置こうとする樹梨。 愛情とお金。 理想と現実の狭間に揺れる中年女と、金のない自信満々な中年男の心の機微を、『遠くて近きは中年男女の仲』では樹梨の目線から紐解いていく。
更新:2013/8/24
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